なぜ緑茶を甘く感じることがあるの?成分や淹れ方について紹介
緑茶を甘く感じることがあるのはなぜ?
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緑茶を飲んでいるとき、砂糖は入っていないのに甘いと感じたことはありませんか?苦みの強いはずの緑茶を「甘い」と感じることがあるのはなぜなのでしょうか。そこでこの記事では、緑茶を甘いと感じる3つの理由を解説します。淹れ方による影響なども紹介するので、甘いお茶・渋めのお茶など好みのお茶を淹れたいという方はぜひ参考にしてみてください。
目次
そもそも緑茶とは?
そもそも緑茶とは、茶葉を発酵させずに作られたお茶のことです。煎茶やほうじ茶、番茶、碾茶などの種類があり、さらに栽培方法や加工方法の違いによってかぶせ茶、抹茶、玉露などにも分けられます。しかし現在は、緑茶として販売されている飲料の多くが「煎茶」です。緑茶以外のお茶には、半発酵のウーロン茶や発酵した紅茶、そして麦茶・ハーブティーなどの茶葉以外を原料とするお茶などがあります。
甘く感じる理由①:緑茶の成分「テアニン」
緑茶を甘く感じる理由のひとつは、緑茶に「テアニン」という成分が配合されているからだと言われています。テアニンは緑茶に含まれるアミノ酸のうち50%を占める成分であり、うま味と甘味の成分なのです。また、他のアミノ酸もうま味と甘味に少しずつ影響しています。ちなみに、「タンニン(カテキン)」と「カフェイン」が緑茶の渋味と苦味の成分です。
甘く感じる理由②:淹れ方
2つ目の理由は、淹れ方による違いです。茶葉の苦味成分が抽出されにくい淹れ方をすることで、苦味が控えめで甘い緑茶になることがあります。
高温で淹れると渋くなりやすい
苦味・渋み成分の「カテキン」は、低温では抽出されにくいという特徴があります。そのため、高温のお湯で淹れると渋いお茶に、ぬるめのお茶で淹れると甘みを感じやすいお茶になるのです。煎茶などの渋みを抑えたい緑茶は70~80度、苦味の強い玉露は50度程度で、「テアニン」をしっかり抽出しましょう。ただし、ほうじ茶や玄米茶など、香りを楽しみたいお茶は高温の方が香りが引き立ちます。お茶の種類に合わせて好みの温度を探してみてください。
「湯冷まし」を使おう
緑茶を淹れる時は、「湯冷まし」を使用するのが基本です。湯冷ましとは、沸騰させたお湯を茶葉に注ぐ前に一度入れて、お湯を冷ます容器のこと。専用のものが便利ですが、なければマグカップなどでも代用できます。お茶を淹れる時、低温のお湯が渋みを抑えるのに良いと紹介しましたが、一度沸騰させることは必須です。沸騰するとカルキ臭を無くなると同時に、水の硬度が下がって茶葉の成分が出やすくなり、より美味しいお茶を淹れられます。そのため、沸騰したお湯を適温まで冷ますために湯冷ましを使用するのです。
甘く感じる理由③:茶葉の違い
茶葉のによって味わいが異なり、甘みを感じるお茶・渋いお茶があります。どのような違いが甘さに影響するのが紹介しましょう。
種類
まずは、茶葉の種類です。「テアニン」などのアミノ酸は全ての種類の緑茶に含まれていますが、特に覆いをして栽培される玉露、かぶせ茶、抹茶には多く含まれていると言われています。また、高級なお茶ほど多く含まれているのも特徴です。というのも、テアニンは二番茶よりも一番茶、一番茶の中でも若い芽に多く含まれています。「上級玉露」「上級抹茶」などを選ぶと甘みを感じやすいでしょう。
蒸す程度
緑茶は蒸し製と釜炒り製に分けられますが、多くが蒸して作られる「蒸し製」です。その中でも「浅蒸し」「普通蒸し」「深蒸し」があります。甘く感じやすいのは、通常より長時間蒸した「深蒸し」のお茶。渋味が抑えられ、味はまろやかで甘みが出るのです。
緑茶を甘く感じるのには、さまざまな理由が!
緑茶を甘く感じるのには、主に緑茶に含まれる甘みと旨味の成分である「テアニン」が関係していました。甘く感じるお茶を飲みたいという方は、テアニンが多く含まれている茶葉選びや、テアニンをしっかり抽出する淹れ方などにこだわってみてください。また、渋めのお茶が好きだという方は、高温のお湯で苦味成分の「カテキン」をたっぷり抽出させてみましょう。ぜひ好みの緑茶を探してみてくださいね。
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