ダイエットのための緑茶を飲むタイミングとは

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「緑茶はダイエットに良い」とよく耳にしますが、なぜそのように言われているのか知っていますか？また、どんなタイミングで飲むのが良いのでしょうか？この記事では、緑茶がダイエットの味方だと言われる理由や、ダイエットを意識した「飲むタイミング」を紹介します。気になる方はぜひチェックしてください。

緑茶はダイエットにいいの？

ハリウッド俳優のジョニー・デップも映画『ダーク・シャドウ』の役作りのために取り入れていたという「緑茶ダイエット」。まずは、緑茶がダイエットにどのように関係しているのか解説します。

「カテキン」がダイエットをサポート

緑茶の渋み・苦味の主成分である「カテキン（ガレート型カテキン）」には、食事の時に一緒に摂ると脂質の吸収を抑える作用があると言われています。（参照：レポート05 | 研究開発レポート| 研究開発 | 伊藤園）また、検証の結果、「ガレート型カテキン」は内臓脂肪・皮下脂肪の減少をサポートするという報告もありました。（参照： 主な研究成果 | 伊藤園）

むくみ解消に良いとされる「カリウム」を含有

緑茶の煎茶には、100mlあたり約27mgの「カリウム」が含まれています。カリウムは、体内の水を溜め込む性質を持つ「ナトリウム」の排出を助ける成分なので、ダイエットの大敵である「むくみ」の解消に良いと言われている成分です。15歳以上の健康的な方の1日のカリウム摂取目標値は、男性は3,000mg以上、女性は2,600mg以上とされています。（参照：カリウムの働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット）ただし、腎臓の機能が低下している方はカリウムの過剰摂取に注意が必要です。

ゼロカロリー

緑茶はダイエットに嬉しいゼロカロリーなので、直接の太る原因にはなりません。緑茶には甘み・旨味成分である「テアニン」が含まれているので、ダイエット中でも程よい甘みや旨味を楽しめます。

ダイエット中の緑茶を飲むタイミング

ダイエット中に緑茶を飲むなら、食事の脂質吸収を抑えるために食事中か食後に飲むのがおすすめです。食後に飲めば口の中をサッパリするので、ダラダラ食べるのを防げるかもしれません。また、小腹が空いたときに飲んで空腹感をごまかすのもおすすめです。口が寂しくなってつい食べてしまうという方の嬉しい味方になってくれるでしょう。

 

ただし、空腹が強い時にいきなり濃い緑茶を飲むと胃に刺激を与えてしまう可能性があるので、玉露や上級煎茶よりも、玄米茶やほうじ茶のようなサッパリした緑茶がおすすめです。また、緑茶は「カフェイン」を含むため、寝る前に飲むと睡眠の妨げになることがあります。夜はカフェイン含有量の多い玉露や上級煎茶は避けましょう。

緑茶を飲む量

続いて、緑茶を飲む量について紹介します。実は飲み過ぎにも注意が必要です。

カテキンの摂取目安量

カテキンの1日の摂取目安量は上限は定められていませんが、1日540mg以上を継続的に摂取すると体脂肪が減少したという報告があります。（参照：花王 | 栄養代謝の研究開発 | 茶カテキンの有効濃度）カテキン540mgは茶葉の種類や淹れ方にもよりますが、湯呑み（150ml）で約10杯分です。つまり、ごく少量飲んだだけでは、ダイエットをサポートするとは言えません。とはいえ、カテキンの飲み過ぎは胃腸障害につながると言われているので過剰摂取は禁物です。

カフェインの最大摂取量

緑茶には「カフェイン」が含まれています。カフェインとは、コーヒー豆や茶葉、カカオ豆などに含まれる成分で、興奮作用持っています。眠気覚ましや集中力アップのためにカフェインを含む飲料を飲んだことのある方も多いのではないでしょうか。しかし、カフェインを過剰摂取すると、めまいや心拍数の増加をはじめ、不眠、下痢、嘔吐などを引き起こすことがあります。

 

日本はカフェイン摂取量を定めていませんが、カナダ保健省は2010年に行ったカフェイン摂取に関する注意喚起において「健康な成人は最大400mg/日までとする。」「妊婦や授乳中などの女性は最大300mg/日までとする」などとしています。煎茶やほうじ茶には100mlあたり20mg、玉露には100mlあたり160mgのカフェインが含まれているため、飲み過ぎに注意しましょう。

ダイエットにおすすめの緑茶の種類

緑茶には、煎茶をはじめ、ほうじ茶、番茶、玄米茶などの種類があります。中でも、ダイエットをサポートすると言われる「カテキン」は、若い葉や、光を当ててに栽培された葉に多いと言われています。そのため、「煎茶」が最もおすすめです。また、「カテキン」をより多くの抽出するためには、使用するお湯の温度を高くし、時間をかけて抽出しましょう。しかし、カテキンは渋み・苦味の主成分なので、たくさん抽出するとその分お茶も渋くなります。

飲むタイミングも意識して緑茶を飲もう

緑茶とダイエットについて、そして、飲むタイミングについて紹介しました。「カフェイン」の過剰摂取は危険なので、飲み過ぎには注意が必要です。そのため、最適なタイミングを狙って飲むことを意識してみてください。おすすめのタイミングは食事中と食後。空腹が強い時と寝る前は避けるようにしましょう。ゼロカロリーで罪悪感なく飲める緑茶を、ダイエット中の楽しみのひとつにしてみてくださいね。